JW (エホバの証人)、サイト運営、技術、自己啓発、雑談など雑多な話題を密かに扱う不定期更新の雑記。
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3章では子供に干渉し、コントロールしなければ気がすまない親について述べられていました。JW流の教育方針で育てられたからそう感じるのかもしれませんが、僕の母親のことを考えると、彼女は結構この章に書かれていることに当てはまるのではないのかなあという気がしました。本章の内容のうち、気になった部分を簡単に羅列すると以下のとおり。
よちよち歩きの幼児が車道に出ていこうとするのを叱って引き止める母親は・・・「分別のある親」といえるだろう。(中略)。だが、その後十年たって、子供がひとりで道を渡ることができるようになってもまだこの母親が手を引こうとしていたら、それは子供の健全な精神の成長を助けている行為だとはとても言いがたい。 (「毒になる親」 p.66)
干渉し、コントロールしたがる親というのは非常に自己中心的な性格をしている。子供が自分のしたいことができて幸福感を感じているというのは本来喜ぶべきことなのに(なぜなら、それは子供を自分のやりたいことがやれる人間に育てられたということだからだ)、そのように考えることができない。その反対に、子供がしたいことをしていると自分が置き去りにされたような気分になり、子供が離れていくことに脅威を感じるため、そういう子供を自分勝手だといって責める。このような親にとっては、子供がやりたいと思うことでも自分が子供に望むことと一致しなければ意味がないのである。その結果、自分の望むようにならないことはすべて悪いほうに解釈する。(中略)。もうひとつ、露骨にコントロールしたがる親は、中間的なやり方を認めない。「私の望む通りにするのか、それともしないのか」の二種類しかないのである。オール・オア・ナッシング。すべてかゼロか、どちらかである。そのような親を持った子供が大人になり、自分の人生を少しでも自分のものとして生きようとすれば、親によって作り出された強力な「無実の罪悪感」「フラストレーション」「怒り」、などの高い代償を支払わされる。(「毒になる親」 p.70)
有毒な行為のひとつが、「手助けしている」姿を装ったいらぬ干渉だ。こういう親は、放っておくことができる時でも自分が必要とされる状況を自ら作り出し、すでに大人になっている子供の人生にすら侵入してくる。この干渉は「善意」という外見とひとかたまりになっているため始末が悪い。(中略)。そのような親を持った子供は、逆らえば「手助けしようとしている優しい親」または「可哀相な親」を傷つけることになるという無言の脅迫に耐えかね、爆発しそうな自分を抱えたままノイローゼ寸前になっている。(「毒になる親」 p.76-78)
(中略)。このような母の窒息しそうなコントロールから逃れるため、彼は若いころから母の言うことにはすべて反抗してきた。(中略)。こうして彼は、支配しようとしている母の望みを全て拒否してきたために、自分が望むことまで無視する結果になってしまったのである。そのような人生を生きることで彼は”自分の意思を持った男”のつもりでいたのだが、実は自分の本当の意思を殺してきたのにほかならない。(中略)。みずから自分をつぶしてしまう反抗と、言いなりになることとは、実は同じコインの両面なのである。それと違って、健康的で建設的な反抗というのは、自分が望んでいるのは何なのかを正しく見極め、自分の自由な意思による選択を実行することである。(「毒になる親」 p.82)
この章に登場したすべての「毒になる親」に共通している点は、彼らの行動の根源には自分自身の人生に対する根深い「不満」と、自分が見捨てられることへの強い「不安」があるということである。(中略)。親がこういう状態であると、子供は成人後も自分が何者であるかというアイデンティティーがぼやけたままはっきりしない。それは、自分と親は独立した異なる人間であることを実感しにくいからである。そのため、自分が望んでいると思っていることが、いったい本当の自分の望むことなのか、それとも親が望むことなのかよくわからない。無力感に襲われるのはそのためである。(「毒になる親」 p.86-87)
JWの家庭だと、さらにJWの教理、教育方針に由来するコントロールもあるわけで、そのあたりも効いてきそうですね。文中の言葉を借りるなら、毒になる親から巣立った人が感じるように、JWから離れた2世も、「自分が望んでいると思ってることが、本当の自分の望むことなのか、親が望むことなのか、組織が望むことなのかよくわからない」、となって無力感を感じるのかも。
2009年01月11日06:13投稿 | 毒になる親 | Comments (0) | Trackbacks (0)
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